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2013/01/29 (Tue) こちらフロンティアTVアナウンス室 ver.3

アナウンサーパロ、元に戻ってミハアル2人ともアナウンサーのパターンです。
思いつくままに書き散らしておりますので、統一感もなにもない話になりました・・・
どうぞ気楽に、鼻で笑うかんじでお読みいただきたいと思います。
あととても久しぶりにミーナの腐女子設定を思い出したように取り込んでみました。
この手のお約束女子キャラ、ええ、嫌いじゃないのです。





ハア、とため息をつく。
フロンティアTVが誇る美人アナウンサー、キャサリン・グラスアナは悩んでいた。

(今頃どこにいるのかしら。もう1ヶ月も連絡がないなんて、全く、無精なんだから)

考えているのは、長い付き合いの恋人のことだ。
フリージャーナリストの恋人は、いつも世界中を飛び回っている。
内戦の続く危険地帯に行くことも珍しくなく、待つばかりのキャサリンはいつも心配しっぱなしだ。
もっとも、そんな恋人だからこそキャサリンも恋に落ちたのではあるが。

(オズマがあんなんじゃ、とても結婚なんて・・・全く、私だっていつまでも若くはないっていうのに)

ぐるぐると回る思考は、いつしか斜めの方向に逸れ始めた。
華やかなりし女子アナも、アラサーと呼ばれる時期になれば・・・という言い方も、かなり甘く見積もってはいるのだが・・・悩む事は山ほどあるのだ。
恋人はいるにはいるが、一年の3分の2以上は海外だ。
これで結婚なんて出来るだろうかと、不安は日々募るばかり。
才色兼備が売りの女子アナとして手は抜けない美容もスキンケアも、若い頃と同じようにはいかないものだ。
この前見つけた白髪の一本は、加齢ではなく、ストレスのせいだと必死で自分に言い聞かせた。
好きで選んだはずの仕事も、しがないサラリーマンには違いない。
不本意な役回りだってもちろんあるし、年とともに責任は増すばかり。
後輩はかわいくもあるが、それと共にライバルでもある。
ことに長らくフロンティアTVの看板女子アナを張ってきたキャサリンにとっては、若手女子アナの台頭は自身のアイデンティティにも繋がる重要問題だ。
もっともその重要問題に関しては、ある意味思いがけない形でクリアしてしまった感もあるのだが。

「おおい、アルト!」

歯切れのよい声に、キャサリンはふと顔を上げた。
雑然と広いアナウンス室のオフィス、ぼんやりと考え事をしていたキャサリンの目の前で、後輩のミハエル・ブランが、同じく後輩の早乙女アルトに話しかけているところだった。
ミハエルが長い足で颯爽と歩み寄って、呼ばれたアルトはさらりと艶のある長髪を揺らして振り向いている。

「んだよ、ミシェル。何か用かよ」
「用があるから呼んだんだろう。見たぞ、今朝の『フロンティア・モーニング』。やけに噛みまくりだったじゃないか」
「・・・うるせえな、粗探しばっかしてんなよ。お前こそ、夕べの『フロンティア・ニュース』は原稿順間違えたろう。初歩的なミスしやがって」
「なんだ、姫こそよく見てるじゃないか。俺のことが気になって仕方ないってかんじ?」
「言ってろ、バーカ」

ちょっとした漫才のようにテンポのいい掛け合いは、いつもの2人のお決まりだ。
同期入社のこの2人は、とにかくやたらに仲がいい。
そもそも、早朝レギュラーを持つアルトと夜レギュラーのミハエルとでは、普段の勤務時間そのものが大きく違う。
まだ夜も明け切らないうちから出社するアルトと、昼過ぎになって出社するミハエルとでは、共にアナウンス室に勤める時間はごく限られている。
だというのにこの2人は、その短い時間のほとんどを、まるでじゃれあうように過ごしているのだ。

(まあ、それで仕事がおろそかになっているわけじゃないからいいのだけれど)

そんなことを思いながら、キャサリンはぼんやりとアルトとミハエルの2人を眺め続けていた。
今やフロンティアTVの二枚看板、美男子アナウンサーの2人が一緒にいるところは目の保養だ。
仲が良さそうなのも喜ばしい。
なんと言っても2人はフロンティアTVが誇る若手アナウンサー、今やアイドル級の人気者なのだから。

(・・・あの2人が入ってくれて、良かったわ。どうせいつかは若手に抜かれるとしても、それがあの2人なら私の気も楽だもの)

そうなのだ。
社を代表する人気アナウンサーとしてのポジションを長年守り続けてきたキャサリンだったが、今やそれは自然な形でアルトとミハエルとに譲り渡されていた。
生意気な同性の後輩に人気を持っていかれるよりはずいぶん精神的に救われたものだと、キャサリンとしても万々歳の現状だ。
もっとも、そこに女子アナとしての複雑な気持ちがないわけでもないのだが・・・それもまた、仕方のないことだ。
だって、相手が相手なのだから。
あの完璧な美貌を相手に、誰が張り合おうなんて思うものか。
きっとそんなの、ギャラクシーTVのシェリルくらいだ。
そんなことを考えるキャサリンの耳に、再び2人の声が聞こえてきた。
よく通る響きのよい声は、聞こうとしなくても耳に届く。
キャサリンにしても、聞くつもりはなかったのだが。

「なあアルト、ひょっとして今朝辛かったのか?だから調子悪かった?だとしたら俺のせいだな、悪かった」
「べ、別に、そんなんじゃ・・・どこも調子は悪くない。だからお前のせいじゃない」
「そう?ならよかった。平日にしたの、久しぶりだったからさ。やっぱり辛かったんじゃないかと思って」
「・・・そう思うのなら自重しろ。ったく、俺の身にもなってみろ。しつこいんだよ、お前」
「悪い、悪い。でも、あれでもかなり我慢したんだぜ?俺的にはまだまだ物足りなかったんだけど」
「お前・・・本当、恥ずかしい奴・・・」

辺りをはばかるようにひそめられた声だったが、しかしキャサリンには聞こえてしまった。
ひそひそとまるで内緒話をするような2人、仕舞いには恥ずかしそうに目を伏せたアルトとにんまりと笑うミハエルとに、キャサリンはきょとんと瞬いた。
何故だろう。
仲のいい後輩2人を見ていると、たまにこうして微妙な違和感に襲われることがあるのだ。

(昨日・・・しつこかった、って?何の話なのかしら。あの2人、たまに意味の分からない話をするわよね)

同期入社の仲間と言えば、一番のライバルのはずだ。
おまけに社を代表するような2人ならなおのこと。
だというのに、2人はまるで仲のいい友達、親友のようにつるんでいる。
目が覚めるような美形の2人が醸し出す蜜月のような雰囲気は、キャサリンをはじめ、他のアナウンサーたちは、誰も割って入れないほどだ。
その仲のよさは周囲のスタッフにもすっかり有名だ。
それでも初めのうちは、『そんなのただのポーズだろう』と言う連中もいたものだったが。

(だけど、ねえ。朝のアルト君と夜のミシェル君じゃ・・・普通のシフトじゃ、あの2人がお互いの番組を見ること自体不自然なのよね。頑張って起きてるか、それとも録画しなきゃ見られない時間帯にやってるんだもの。そんな2人がお互いの番組を見てるなんて・・・それが男の友情ってやつなのかしら)

今しがたの2人の会話・・・意味が分からなかった内緒話の、その前の会話だ・・・を思い出し、キャサリンは無意識に首を傾げた。
2人のあの口振りでは、間違いなく互いの番組を見ているようだった。
深夜帰宅のミハエルがアルトの早朝番組を見るなんて、わざわざ録画でもしたのだろう。
アルトにしても同じことだ。
いくら仲のいい同期と言ったって、そこまでしてチェックするものだろうか?

(・・・女よりも男の友情のほうが厚い、って本当なのかしら)

男の友情。
そうだ、男の友情だ。
・・・それ以外のいったい何であるのだと、キャサリンは自分に言い聞かせる。
仲よきことは美しきかな、それでいいではないか。
いい男2人が一緒にいるのは、目の保養にもなるじゃないかと。
そう思い、やけに密着した2人、ことにアルトの腰にさりげなく手を回したミハエルの腕から気を逸らそうとしたキャサリンなのだったが。

「なぁにを見つめてるんです、キャシーさん?」
「ミ、ミーナ・・・あなた、いつからそこに・・・」

ふいに現れた後輩アナ、ミーナ・ローシャンに、キャサリンはびくりと肩を揺らす。
だがそんな驚いた顔のキャサリンには構わずに、アナウンス室一の才女であるミーナはきらきらと目を輝かせていた。

「もしかして、キャシーさんもついに気付いちゃいました?まあ当然ですよね、アルト君はともかくミシェル君の方は隠す気ゼロですもんね!全くこんな公共の場でいちゃつくなんて、けしからんもっとやれ!ってかんじですよ。今日なんて特に、早乙女アナがダルそうで・・・うふっ、特に腰が。それに引き換えミシェルアナの溌剌とした顔が、いいですねえ、爽やかなところがエロいっていうか。うふふ、ああ、いやらしいったら」
「ミーナ・・・ごめんなさい、私、意味が分からないわ・・・」
「いやだキャシーさんたら、今更知らないふりしなくても。私たち仲間じゃありませんか、うふふふふ」
「ミーナ・・・いえ、だからね・・・」

そんな美人2人の話題の的が自分たちとは露知らず、能天気な男子2人組は、相変わらずやけに近距離で寄り添ったまま。

「なあアルト、土日は家に篭ろうぜ。今朝が中途半端だった分、いっぱい触らせてくれよ」
「あ、あれで中途半端って・・・お前、どれだけやる気だ・・・?」
「んんん、一週間分補給出来るくらい?だって俺、だいたいいつも姫不足だし」
「・・・勘弁しろよ。そうだ俺、確か日曜は特番の収録が」
「そんな、姫!嘘だろう!?」

あちらでは女子が盛り上がり、こちらでは男子が盛り上がる。
そんなフロンティアTVは今日も平和に賑やかに、視聴率UPを狙うのだった。


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